英国ミステリ名作 P.D.ジェイムス(ダルグリッシュ警部。重厚長編) | |||
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「死の味」上刊: 英国ミステリの女王、P.D.ジェイムスの傑作 |
あらすじ: 教会の聖具室で血溜まりの中に横たわる二つの死体は、喉を切り裂かれた浮浪者ハリーと元国務大臣のポール・ベロウン卿だった。二人の取り合わせも奇妙だが、死の直前の卿の行動も不可解だった。突然の辞表提出、教会に宿を求めたこと……卿は一体何を考えていたのか? 彼の生前の行動を探るため、ダルグリッシュ警視長は名門ベロウン家に足を踏み入れる。 重厚な筆致で人間心理を巧みに描く、英国推理作家協会賞受賞作。 |
母と娘の確執、愛憎というもうひとつの重いテーマが心に響く |
あらすじ: 不可解なのはポール卿の行動だけではなかった。前妻の事故死、母親を世話していた看護婦の自殺、家政婦の溺死……彼の周辺では過去に謎の怪死事件が続いていた。ふたたび捜査線上に浮かびあがってきたこれらの事件に、今回の事件を解決する鍵があるのか? それぞれに何かいわくありげなベロウン家の人々の複雑な人間関係から、ダルグリッシュ警視長が導きだした推理とは? 緻密な構成が冴える、英国本格派渾身の力作。 |
策謀と欲望〈下〉 ハヤカワ・ミステリ文庫 | |||
英国ミステリ名作 レジナルド・ヒル(ダルジール警部。素晴しく緊密で重厚な構成の長編 ) | |||
闇の淵 |
レジナルド・ヒルの大作。読み応えずっしりの長編。 |
骨と沈黙 |
「闇の淵」とセットで読んで欲しい長編です。幾層にも重ねられた見事な伏線、 緻密な構成、最後には息を呑むどんでん返し。
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英国ミステリ名作 コリン・デクスター(モース警部シリーズ) | |||
森を抜ける道 |
本国ではポアロやホームズを抜いて人気一位にもなったことのあるモース警部シリーズ。 スカパー!のミステリチャンネルでは、映像も見ることができますね。なかなか原作イメージ通りのモース役でした。モースは初老のベテラン警部。インテリでスノッブで、いかにもイギリスの生み出した探偵さん。独身で、愛車はランチアやジャガー。 グレンフェディックが好き。あらすじ: 休暇でしばし仕事を忘れていたモース主任警部は、〈タイムズ〉紙の見出しに思わず目を奪われた。記事によると、迷宮入りした一年前の失踪事件を解く鍵となりそうな詩が匿名で警察に送られてきたというのだ。モースは去年の夏に起きたその事件を憶えていた。休暇でイギリスを旅行していたスウェーデン娘が、ヒッチハイクでオックスフォードまできたあと、ぷっつりと消息を絶ったのである。詩が暗示するように、娘は森の中にいるのか?だとすると、すでに死体となって森の奥深くに埋められているということなのか?一篇の詩から万華鏡のごとく華麗な推理がつぎつぎ展開される・ 英国推理作家協会賞ゴールド・ダガー賞受賞作。 |
ウッドストック行最終バス |
個人的にはこの「森を抜ける道」と「ウッドストック行最終バス」の2本をまず読んで欲しいです♪あらすじ: 夕闇のせまるオックスフォード。なかなか来ないウッドストック行きのバスにしびれを切らして、二人の娘がヒッチハイクを始めた。「明日の朝には笑い話になるわ」と言いながら。 ―その晩、ウッドストツクの酒場の中庭で、ヒッチハイクをした娘の一人が死体となって発見された。もう一人の娘はどこに消えたのか、なぜ乗名り出ないのか?次々と生じる謎にとりくむテレズ・バレイ警察のモース主任警部の推理が導き出した解答とは…。魅力的な謎、天才肌の探偵、論理のアクロバットが華麗な謎解きの世界を構築する、 現代本格ミステリの最高傑作。 。 |
英国ミステリ名作 パトリシア・モイーズ | |||