22歳のとき書いたもの。 生きていくとともに 自分は かつて自分が思い描いていたような 自分ではいられなくなってゆく。 描いていた自己像を裏切るのは自分。 醜く、あざとく、あさましく卑しい自分。だけど それもまたよし。 そんなこわれた自己像を ひそかに愛しく抱いてゆけるのも また自分ひとり。 そして 美しく疵のない玉は また なにものもを受け付けぬ閉じた世界である。 こわれてしまうなら 半端にこわれるよりも どんなものも受け入れることができるほどの なにもかもを許せるようになるほどに 傷ついて こわれてしまったほうが きっと、よい。 少女の頃の自分の いかに 傲慢であったことかを、思い知る。