別 れ
日が暮れて
鳥が飛んで
花も からだを閉じる


風の中で
からだが散ってゆきそうで
散ってゆかないまま


夜明けにおびえ



寒い
  寒い
此処は とても 寒い
  だけど



どこの宿も すでに戸を閉ざし



潮は 遠くへ
 遠くへ と
   退いてゆくだけ



追いつけない

 

19歳のとき書いたもの。
この頃 自分の人生の道筋を変えるような出来事に次々巻き込まれ
自分が罪人であるような気持ちで毎日を生きていた。
その中で 神秘的な恋もし また 自ら破れていったりもした。
誰も彼もに見捨てられたようなそんな日々だった。
「事実は小説よりも・・・」というが まさに そんな日々が続く。
そして その後も 私の人生は 小説よりも・・・となるのを この頃の私は
まだ知る由もない。

わたしの人生の中で19歳というのはとても大きな位置を占める時期だ。
この1年ほどの間に、異様に凝縮された密度の濃い出来事を体験した気がする。