2001/6/7 白神山地/青荷温泉
今晩は青荷温泉に泊まる予定だ。
天気もあまりよくないが、世界遺産のブナの原生林のある白神山地(の片隅)に
足を踏み入れてみようかと思い立つ。
暗門(アンモン)の滝というのが綺麗といわれてそこを目指したが
6月7日時点では未だ残雪のため遊歩道閉鎖中。
思案の果てに、津軽峠まで行ってみようと思い立つ。
林道は未舗装のガタガタの山道。 かなりしんどい。
雨の中、津軽峠に車を置き、
森の中を20分ほと歩いたところにある、
「マザー・ツリー」
樹齢400年のブナの古木である。
なんとも巨大。腕を一杯に広げても抱えきれない。
樹はエライとつくづく思う。
このあと、暗門のレストハウスで露天風呂に入る。
白神の森と、川を見下ろして悠々と入る露天風呂は素晴らしい。
入浴料 500円。
さて、今晩の宿、青荷へ向かおう。
途中、宿が設置した津軽弁の看板が続く。
ここはランプの宿で有名だが、
よく見ると帳場には立派なレジがあり、
厨房にも業務用の冷蔵庫あり、
廊下の天井を見れば、確かに石油ランプが下がっているが
非常用なのか蛍光灯もずらっと設置されている。
なーんだ、「ランプの宿」は観光客向け
の演出か。
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とにかく館内の案内は全て津軽弁。 トイレは「ひんじ」、厨房は「でえどこ」といった調子。 なんか、大皿惣菜系居酒屋の品書きを見ているようである。 宿の人も商売気たっぷりで、少々興ざめ。 夕食時に長々と津軽弁で口上をたれるのであるが、 これがなんかワザとらしくてねえ。 「おら、標準語わからねども」と言いながらしゃべるんですが・・・((^^; |
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露天風呂から眺める。 |
露天風呂はこれひとつだが、屋根がけしてあるし、このように囲ってるのでイマイチ。 ちなみに、混浴。 お湯は透明。 特に印象は残らなかった。 |
混浴の内湯(といっても旅館棟とは別)の「龍神の湯」 こちらは窓の外の林が素晴らしくて、いい感じ。 |
旅館の敷地は広大である。
このような渓流が悠々と流れる様は、やはり良いものだ。
話の中の遊歩道を歩いていたら、
こんな風景に出会い、
あまりに光線が美しくてシャッターを切った。
裏のほうには、立派な滝まである。
トチの花。 そこらじゅうに満開であった。
見上げるような大木である。
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最近できた、建六の湯。 木の香りも新しい。 窓からは川と森が。 日帰り入浴の客が沢山いた。 |
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宿から国道に出る山道の途中から。 向こうに見えるのは八甲田山。 なかなかの風景である。 |
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一泊 10000円也。
タオル・バスタオルつき、食事は広間。
男女別内湯のほか、男女別の「建六の湯」、
混浴内湯の「龍神の湯」あり。
シャンプー、石けんつき。