ついにこわれてしまうこと
跡形もなく
己れの中の
壷もつららも吊り橋も
そしてランプも
この笛も
みんなこわれてしまうこと
それでよい
それでもわたしは愛し続ける
この道を行き
わたししか
ついに愛する者のない不憫なわたし
言い知れぬ
裂け目のようなわたしひとりを
詩集 <独楽>所収
「現代詩文庫」思潮社
裂け目のようなわたし
というコトバ!