[2002/04]


■04/01 (Mon)

今年の春は暑すぎる。これでは初夏だ。 芽吹きをゆっくり眺める時間があればよいのだが。
前住んでいたマンションは、北側は交通量の多い道路で良くなかったけれど、南側には多摩の里山が間近に眺められた。
Nagがなんといおうと(Nagはあの家を忌み嫌っていたのである)、私はあの窓からの風景を愛していたし大切だった。 今でも懐かしく思い出す。

なんといっても、南側を寝室にしていたから、ベッドの中に居ながらにして春の里山を眺められたのである。
鶯などの声を聞きながら。
山桜の木も混ざり、それはそれは美しい景色だったのだ。 
今の住居は気に入ってはいるけれど、窓からは前面の棟が見えるだけ、というのがなんとも淋しい。 
これで目の前が森だったら申し分ないのに。 
いつだって私の生命の源は、そういったものたちなのである。
お金持ちになってやるぅぅぅ!!!・・・・・・・・・・と誓う一瞬である。

夜は、八王子、鑓水というところにあるジンギスカン料理の店「絹の里」へ行ってみた。北海道の契約牧場のラムを使っている。牛肉よりラムのほうが最近好きである。 最上級の肉は1皿2500円。次のランクが2000円。最上級より、次のやつのほうが好みだったな。
あと、ラムロースの刺身、っていうのも食べた。おいしかった。


■04/02 (Tue)

今日はまた 格別に暑かった。 異常な感じ。 今年はやっぱり6月から海の予約をしておいたほうがいいかも。

7月までが勝負だよね。 式根島に行く船(東海汽船)が去年から全席予約になっちゃったので不便なんだけど、5月になったら速攻で予約入れるとか。 ジェットフォイルみたいな高速船も4月から就航したらしい。でも飛行機みたく高いからなぁ。

去年行った 弓ヶ浜(伊豆急民宿情報)はとても綺麗だったので、今年は海辺の民宿(こんなんとか)ねらいで動こうかな。 アーネストハウスもシーズン料金突入前の7/18までに行きたい。


■04/03 (Wed)

今日もいい天気。でもゆっくり芽吹き鑑賞ができない。 やっぱ 家の窓やベランダから間近に芽吹く山々を眺められないとねー。毎日変化していってしまうんだから、普通に暮らしながらそれを日々感じたいな。 事務所の窓からそんな光景が眺められれば最高だけどね。 そしたら、もうちょっとストレスたまらないかも。せめて、リアルタイムカメラ映像で暗い事務所内の大スクリーンにいつも美しい外の風景が映し出されてたらいいのに。

あたたかいので、ボケちゃんも歩道の上で日向ぼっこ。「駆除」しようとする心ない人が出ないことをひたすら祈っている。通りがかりの人が発泡スチロールトレーなどを臨時の餌箱にしてそのまま置いていくため、ゴミになって散乱しがちだから、時々出勤の途中に袋持参で拾い集めて片づけたりもしている。 生エサを放置されると、そろそろハエも出没しだしているし臭うのでそれも行きがけなどに片していくようにしている。 レギュラーでご飯をあげてくれている誰かさんも、前回「カラスが…」の張り紙を読んでくれたからなのか、最近、茂みの中にご飯箱を置いて与えてくれているため、多少目立たなくなった。

ドライシャンプーと塗れタオルを持ってボケに会いに行き、全身を拭いてやった。こびりついた泥は簡単には落ちない。やはりシャンプーしないと無理なんだろうなぁ。 でも本人はとても気持ちよさそうに喉を鳴らしている。手が「ぐーぱー」をしきりに繰り返す。 本当はきれい好きだもんね。 だけど 舐めても舐めても追いつかないんだよね。 顔の怪我は殆ど治っていた。良かった。


■04/04 (Thu)

つつじがもう大分咲き出している。 奥多摩方面は今どんなかなぁ。 芽吹きと山桜をながめに行きたい。

でも明日明後日は好天でも日曜ぐらいから天気良くないみたい。  そういえば、サイバーウェザーのあの邪魔くさいポップアップ広告が最近消えた。 ああ、せいせいした。 infoseek系もうるさいポップアップが出てくるんだけど、あれ、やめて欲しい。邪魔くさいから。

そうそう、ドメイン取ったの。 http://www.matatabi.net/ でこのサイトに来られるようになったよ。 ホスティングはまだ使ってないから、単なる転送サービスなんで、実体はこれまでどおり@niftyなんだけどね。 メルアドも作り放題(爆) でも 転送だから、受信に使うだけだけどね。 スパム対策にもなるかと思って。


■04/05 (Fri)

彼が昨日からダウン。水曜の夜にお客と呑んできて翌日から絶不調。
よくあるパターンではある(^^;  自宅でMicrosoftの最新の開発環境、.NET(ドットネット)と取り組む。 まだβ2しか持っていないのであるが・・ 近日中に製品版を購入予定。 8万もするけど。 しかし F通が出すとかいう.NET対応COBOLコンパイラ…っていうのは、なんか笑えませんか? オブジェクト指向COBOL…(^^;

#ドットネットの目指すサービスの世界→こんなの。


■04/06 (Sat)

今日は天気悪。 太陽電池で動いている私としては、戸外でお日様と風に当たらないと、だんだん萎えてくるようである。 山梨の桃源郷も見られずに春が過ぎてゆく〜・・・・ 何の楽しみもないじゃん。


■04/07 (Sun)

昼からいい天気になったけど、うちにとっては週末=遊べる という明確な約束事が存在しないので、気持ちの切り替えを合理的にしづらい。 weekday10:00-18:00(たとえば)=仕事、それ以外=off と切り替えられるサラリーマンがある意味羨ましい。 暗黙の約束事として土日は勝手に遊びの計画を立てていても非難されることはないから。 明確に「この日は遊べる」って思える日程が確保されているとかえって密かに楽しみに出来るものがあって気が楽かも。 一件 自由でいいなぁと思われることがよくあるけれど、それは「隣の芝生」なんだっていうこと。

・・・・いろいろ 徒然なる想いを吐露してしまった。(Essay_13)


■04/08 (Mon)

今日は好天だったが明日から雨。 今日VisualStudio.NET製品版を購入。 しかしWin2KのServicePack, Office2000のServiceRelease1, ServicePack2どれもあてていないことが判明。 ああ面倒。 しかも Office2000のSPなどについては、雑誌付録が出回った時期に買い損ねていて手元にないと来ている。 MSのサイトを見たら、Office2000Developerの登録ユーザーには自動的にCDを送ると書いてある。 ???? と思って調べたらなんと 登録はがきに半端に書き込んだ状態で放置されていた(−−) そら、送られてこないわなぁ。  あわてて本日FAXし、CDも申し込んだ次第。 でも2−3週間かかるってサイトに書いてあるんだけど・・・・

誰か 付録CD持ってたら貸して! ASCIIの2001/3号。 出版元にも在庫がないのだ。


■04/09 (Tue)

OLYMPUSのE−20が欲しい(^^;  KAKAKU.COMで現在 133000円。  うーむ。

やっぱ 背景が綺麗にボケてほしい〜。

さて 今日は税理士さんとの会議の日。 なんとか今期は黒字でいけそうである。黒字でいけたら法人クレジットカードを作る予定・・・


■04/10 (Wed)

天気の悪い日が多くて滅入る。ブルーのサイクルに陥ってるみたい。なんだか気力が起きない。もっと自分に自信が欲しい。
なんだか段々と押しつぶされてゆくようだ。崩れていく。指でつぶしたら、もろもろと壊れそうだ。崖崩れ。
石の固まりが胸の中にいつもある。

…昨夜、天に昇った魂に合掌。


■04/12 (Fri)

毎日毎日少しずつ「キライ」が心の底に貯まっていくから、ある時点で、それをcleanupしないとダメになっちゃう。 マンションの管理組合関係の仕事にひょんなことから首を突っ込んでしまったために、ただでさえ人間関係がストレスになりやすい自分が更にヒドイ状況になっている。
というわけで、今日・明日は無理矢理時間を空けたのである。 前からNagに約束していた、「月下草舎(去年のページも参照)でオペラCD聞きまくり!」を実行することに。

月下草舎はJazz向きのオーディオシステムで、巨大なJBLが置いてあるのであるが、高音の解像度の難はともかく低音などの迫力は物理的なSPのサイズがこれだけ違うと圧倒的なのである。 また、2階までの吹き抜けになっていて、音がすごく綺麗に響く構造。コンサートもよく開かれるほどだから抜群の環境である。床は樫の木のフローリングだし。

というわけで、オーナーに我が儘なお願いをして、CDを持ち込ませて頂いて、午後2時から夕方5時過ぎまでNagの好きなだけガンガン聴いて頂きました。

今夜の他のゲストはご年輩の1グループ。 でも、一名がなんとオペラ歌手さんでした。横浜でコンサートを終えて、木曜の夜合流したのだそうです。

というわけで 結構 その後も色々音楽を聴けた。 
Nagは大満足だと言っていたのでよかった、よかった。
 わたしゃ、グランドピアノを弾かせて欲しかったけどね。


■04/13 (Sat)

朝10時以降に再度 オーナーとNagは二人で昨日の続きをしていた。私は、Nagを月下草舎に置き去りにして一人で周囲をぶらぶらと小一時間ほど散歩して歩いた。まだ雪の残る八ヶ岳を背景に、桜が満開である。昨日はまだ元気回復していなかったけれど、今日は徐々に生き返ってきたみたい。 道ばたに咲く春の草花、肌寒いクリアーな風、雪を頂く甲斐駒ヶ岳、清冽なせせらぎ、鳥の声。 「キライ」がのど元まで塞いでた私の魂を、「好きなもの」が満たしていく。 心が息を吹き返す。          

帰りは久しぶりに柳沢峠を越えて奥多摩方面に抜け、山桜の少し残る奥多摩周遊道路を走って檜原村の春を味わいつつ、夕方「黒茶屋」に立ち寄り、食事する。 食事前にしばし、周辺の秋川渓谷などを散策する。 美しい。 花、花、花と芽吹き出した美しい山。
「人間」で疲れ切った心がすっかり生き返る。


■04/14 (Sun)

畑の猫草採取。狂ったように群がる猫たち(って、特にミミなんだよなー。) ミミは「放牧」すると喜ぶかもしれない。 合鴨農法ならぬ、「ミミ農法」ということで、除草剤いらずのエコロジカルな手法。 ああ、なんて環境に優しい、ミミちゃん(−−)
しかし、猫ってのは毛玉を吐き出すために草を食べる、とされるが、ミミを見ていると「嗜好品」として好んでいるとしか思えない。


■04/15 (Mon)

E−20をやめて、E−100RSを衝動買い。もう価格がどうこうでなくって、有るか無いか、という段階の商品。製造終了しちゃったからね。150万画素だけど、プリキャプチャー機能、明るい大口径レンズ、1/10,000秒の高速シャッター、高速連写機能(1秒間に最大15コマ)、10倍ズーム(キャノン製といわれる38〜380ミリのズーム)とズーム時の強力な光学式手ぶれ補正機能(380ミリで手持ち撮影をしても手ブレが出にくいそうです)、が売り物。秋葉のシグナルっていうショップで¥43000(税別)で店頭購入。価格.comで調べた店。 E-20は、口コミ情報などを検討した結果、中途半端だなと思ったので見送りました。最安値で\132800ぐらい、という高価格なんですが、とにかく書き込みの遅さが話題になっています。三脚建ててまたーりと風景写真やら静物だけ撮るなら遅さは許せるかもしれないけど、動くもの(猫とか!)は撮れそうにない。 それに、D1クラスのサンプル画像と比べると、やはり圧倒的に美しさが違うんだよなー。 絶対不満が出て、1年ぐらいで他のが欲しくなってしまいそうだから、「無駄遣い」に終わってしまいそうな予感。 今のCoolPix990だって10万ぐらいしたし、去年買ったばかり。
というわけで、半端な買い物はやめよう、と思い、値段のこなれて遊べそうなE-100RSにしたのでした。動画も撮れるし。(この部分はサンヨーの動画デジカメがベースらしい)
今、Nagが着々と研究中なので、近日中にサンプル画像などが掲載できるであろう(笑)
ちなみに、こんな感じみたい。(画像)>E100RS


■04/16 (Tue)

新宿のラッキーカメラでNagが壊した(^^; Nikonの標準レンズ(AIニッコール50mm/1.4S)を中古でゲット。半年以上前からの懸案事項(?)だったのである。 \18000なり。 ここに行く前に「カメラノキムラ」の2Fもチェックしたんだけど、状態の悪いやつしか出てなかったのでパス。 でも帰りにまた寄って、今度はストロボをここで買って帰りました。 SANPAKのPowerZoom4000AFというやつです。\8000。 ヤフオクでキャノン用をもうちょっと安く出品してるのを見つけたんだけど、面倒くさいので買ってしまいました。NagのFM2はAFじゃないんで今のところはAF機能は無用の長物なんだけど。 E100RSにも外付けストロボとして使えるのです。外付けストロボつけないとストロボ使用時に連写ができないらしいので。

しかし私はカメラは全然詳しくありません。母親がアマチュア写真家として30年ぐらいやってるため、門前の小僧状態で聞きかじりしてます。 なので写真家についても、田沼武能とか、森山大道「≒森山大道」 という映画ができたらしい)とか、桑原甲子雄、東松照明みたいな人の作品集を眺めて育ったわけ。 耳年増やね。 母親はNikon一筋ですが、前ダンナはCONTAX(をたくが多いので「をコンタックス」と呼ぶ)だったんで、高価な西独ツァイス製レンズを一杯買わされましたっけね。1本10万以上(京セラ製は当然安い。安いけど絶対買わない)が当たり前っつー。(遠い目)

そういうわけで、妙なことを知らなかったり、妙なことに詳しかったりするヘンな状態になってる(^^;

まあ 知識が増えるのは良いことだ、とゆうわけで。
これでも中学時代は写真部に入ってたんだよねえ。で 「アイレス」っていう古いマニュアルのカメラ(当時は当然だな)を立派に使いこなしていたんだが(^^; どこでどうなったか、今は面倒くさくてやる気がしないのである(^^; なので 人にやってもらう(笑)

構図決めて、イメージ伝えて、こんなふーに撮ってくれっ、と頼むわけだ、Nagに(爆)

デジカメでパシパシ撮る方が楽ちんでいいやぁ。 あとは CONTAX T2だな。
これ、いいカメラだよ。マジ。今はT3が出てるけど。
最近デジカメばっかで使わなかったけど、久々に使おうかなぁ。やっぱり全然違うんだよね。猫撮っただけでもね、なんだろ、これ。色? 質感? とにかくフゥーっと心惹かれるような感じなの。画像が。理屈じゃないんだよねえ。レンズが違うってこういうことなんだぁ、って目から鱗の瞬間だったなぁ。このコンパクトカメラでこれだけ違うんだもんねえ。大きいレンズならそりゃ、もっと違うよね。


■04/18 (Thu)

小笠原で知り合いになった「美和ちゃん」が初めてうちに来る。この子は木曜・土曜・日曜がお休みのお仕事なのである。 各種悩み相談?大会になる。美和ちゃん、べろんべろんになりつつご帰還。大丈夫だったかなぁ。 宿曜占星術によると、この子は「亢宿」と言って、なんかしらんけど昔から私にとって「腐れ縁」と言える星回りなんだよなぁ。「またか」と思ってしまった(笑) なんか、そういう「偏り」って出てくるもんです。人間関係って。 
この子はまだ28なんだけども、28なんてまだまだ「迷える」年齢かもね。 だけどさ、40になったときの自分をちゃんと考えた方がいいよ。 そんとき「自分が何を持ってるか」っていうことを。


■04/19 (Fri)

午後、お仕事関係のお友達(?)だったのであるK氏が事務所来訪。 1年以上ぶりに会う。 この方とも不思議な因縁である。 一緒に組んだお仕事は一度だけしかしたことがないのであるが、なんとなく「淡交」っていうんですか、続いているのである。 ハッキリ言って私はK氏が大好きである(笑) なんか、御縁を大事にしてゆきたい方なのである。 第一、上品だしさ。 なにが上品かってうまく説明できないけどさ。 人間的に惹かれるんだよね。こういうタイプは。 年代もほぼ同じだし、あちらも社員10名ほどの会社の経営者さん。しかも創業はほぼ同じ。…といった共通点もあるから、っていうのもありますが。
まあ 「人の縁」っていうのは皆さん、大事にしましょうね。


■04/20 (Sat)

今日はマンションの管理組合関係の集まり。事業主と、ある交渉をしている最中なのである。いろいろと私も抱え込んでしまって、四苦八苦(苦笑)。 中心になってやってくれてるKさんもエネルギッシュで仕事を山ほど抱え込む人だが。 なんで忙しい人にはどんどん仕事が集まるのか?・・・・・・・・・・・・・・・・・・まあ 他の大多数、っていうのが「誰かがコレを実現してくれないかしら」っていう要望ばっかりで、自分はかぶりたくない人ばかりだから、っていうのも、その理由の一つであるのは間違いあるまい。


■04/21 (Sun)

今日から3日間、開通したばかりの立山・黒部アルペンルートへ出かける。 親孝行(笑)として、老親を連れての慰安旅行である。行く先は、室堂平にある「みくりが池温泉」という山荘である。 ここは標高2300mクラス。氷河期の生き残り、雷鳥の生息することで有名なところである。 信濃大町から扇沢の駐車場で車を置き、トロリーバスと地下ケーブル、ロープウェイを乗り継いで上がっていく。 室堂は白銀の世界である。
今回はデジタルビデオ、E100RSを持っていって山ほど撮影してきたので、そのうち旅行記にまとめます。乞うご期待。

しかし 初日は悪天候だった。午後3時頃室堂に到着したら、山の上は吹雪。 足下のおぼつかない我が父親(76歳)をかかえて途方に暮れる。 なにしろ、室堂のターミナルからみくりが池温泉までの道のりは、完璧な雪道で、父の足だと今日の天候では30分以上かかりそうな様子。(晴れて雪がない季節で私たちで10分)。 突風に煽られ、氷の粒のような雪がビシバシ背中を打ち、傘もさせない。 父の荷物は彼が持ち、スキー用のストックを2本、両手に持たせて亀の歩みで吹雪の中を進む。 途中、何度か「このまま行き倒れるんじゃないか」と思う局面あり。 なんとか宿にたどり着く。 温泉に入り、休息。

■04/22 (Mon)

うってかわってピーカン。母親は夜通し興奮と期待で殆ど眠ってない様子。朝5時半には撮影機材を抱えて、出かけていったようだ。 まったく遠足前の子供のように興奮してからに。
こんなであるから、朝から晩まで母親はカメラ抱えて単独行動。 父親は昨日の雪中行軍に懲りたのか、「今日は宿の周りぐらいしか出ないから」と言う(笑)。 朝、ちょっと一緒に散歩して写真を撮って、あとは昼まで我々2人は雪の中を探検しまくる。 昼、宿に戻り父と食事をし、午後は「雪の大谷ウォーク」に出かける。(これは、有名な雪の壁の道路を歩行者に開放するイベント。4/20−30の10日間だけの催しである。) 3時頃宿に戻り、入浴、休憩。 夕日を待つ。 夕方は残念ながら西の空に雲が湧いてきて、夕焼けは今ひとつだった。
あとで聞いたら、母親はなんと、長タマ担いで、浄土山の稜線のあたりまで2時間かけて登って写真を撮ってきたそうだ(−−)  68歳だっちゅーの。 私たちだって、とっても登る元気が出ないぞ。 遭難しなくて良かったこと。


■04/23 (Tue)

今日も昨日ほどではないが晴天。 9時に宿をチェックアウト。 父親はまた覚悟を決めたように(笑)雪中行軍再びチャレンジである。  大観峰、黒部平、黒部ダムと途中の観光ポイントをゆっくりこなしながら下山。扇沢には15時過ぎに戻る。 桜の咲くアルペンロードを大町まで戻り、「薬師の湯」で入浴休憩。ここの露天風呂は開放的で、のどかで良い。
オリンピック道路を走り豊科IC手前のロイヤルホストで夕食を済ませ、高速に。双葉、談合坂で休憩して夜10時に親を送り届け、帰路に就く。

いやーーーー 疲れた。 
でも 両親の荷物と私たちの荷物を一人で持って運転もしてくれたNagが一番大変だ。
お疲れさまでした。 どうもありがと。 親がすごく喜んでたので、よかった。


■04/25 (Thu)

天気わる。 新宿サザンテラスの紀伊国屋で、文庫本を7冊ほど購入。 読む本がなくなってきたので、在庫を増やすのである(^^;
原 僚の本を探したけど見つからなかった。「さらば長き眠り」という作品を偶然読んで、なかなか好みだったので、以前の作品を読みたかったのだけど。まあ マイナーな人ではないからそのうち出会うであろう。 ジャンル的にはハードボイルド&ミステリーかな。 日本人の売れっ子小説家の小説って、なんか情念情念して「べったり」してたり、必然性もない濡れ場や恋愛ネタを挿入してみたりなのが、邪魔くさくて(宮部みゆきにしても、内田康夫なんかにしても)、妙に通俗的でイマイチなんだけど、この人はそういうのが感じられなくて良い。作りもがっちりしてるし。  他には、数年前に父親に勧められて読んだ笠原潔「哲学者の密室」がとにかく秀逸でした。読み応えは滅茶苦茶ありますが、おすすめです。 「本格」の名に恥じぬ大作。日本のヴァン・ダインと言われる作家です。寡作なんで、すぐ読み切っちゃうのが淋しい。  あと、みくりが池温泉の宿の書棚で見つけた写真集+詩集「木が風に」も速攻でクロネコヤマトに発注しました。「お気に入り」に加わること必至。吉野弘さんの詩と、八木祥光さんの写真の出会い。 ちなみに、クロネコは手数料が\200になったのね。紀伊国屋は¥380だから、随分お得。


■04/26 (Fri)

小岩にある、いるかさんの事務所を襲撃。 つーか、先月からあげると約束していた籐のチェストを運搬したのだ。小岩はインターナショナルな町である(?)。 そこらじゅうハングルが溢れている。なかなか楽しい場所である。
いるかさん、早く私のためにキーボード買っておいてね。ただし、88鍵のにしてよねっ。いじょ。


■04/27 (Sat)

GW前半初日。 昨夜の疲れで起きられない(−−) 夜更かしはつらいっす。 出来ればしたくない。 トシとったら夜12時には就寝したいものである。
でも ピアノの練習は一応した。今日はピアノの調子が絶好調とはいえないので、1時間ほどでやめた。 ・・・・・実際 忙しいのである。 明日、管理組合関係のJOBがあるので、そのための資料作りもやらねばならず、またもや寝たのが夜2時近く。ねむ。


■04/28 (Sun)

昨日、ビデオデッキが不調だとNagが騒いで、今日、サトームセンに買いに行ったのだが、新しいデッキを設置してみて、昨日のが不調でもなんでもなかったことが発覚した。(−−メ)
なぜ不調と騒いだかというと、オペラのDVDをVHSに落とそうとして、「色がへん」「Line入力端子だけ、なんかオカしい」と騒がれたのである。 5/2から行くメルヘンに、何本かダビングしたものを持参しようと思ってバタバタしていた矢先である。
で、本日判明したのは、「なんだよ、ひょっとして、コピーガード??」
まつたく。 高いの買わなくて良かったわ。 まあ、今までS端子なしのデッキだったのを、今回はS端子ありのにしたから、良いんだけどさ。 前のデッキは、「予約録画ができん」と騒いでいた実家に進呈しよう。 はぁ。


■04/29 (Mon)

長期入院から復帰したばかりのHさんが遊びに来たので近所の公園などを散歩。
裏の里山遊歩道を散歩していたところ、おばさん達がなにやら騒いでいる。
キーキー子猫の声。 遊歩道脇の地べたによたよたと這いずり回るネズミみたいな姿は生まれたての赤ちゃん猫3匹。 すくい上げてみると、本当に生まれてすぐに捨てられた様子で、全員長いへその緒をつけたままだし、一匹などは乾いた胎盤を引きずっている。なんてこと。 一体どんな鬼野郎がこんなことをしたんだ!… 怒りで頭がくらくらする。

母猫を本能的に探して八方這いずり回る目もあかない赤ちゃん達。 捨てられた直後と見えて元気はある。 放置すればすぐに烏の餌食だし、そうならなかったとしても午後3時頃になればまだ冷え込む時期なのだから、衰弱してすぐに死んでしまうのだろう。

おばさん達もガヤガヤ騒いでいるだけ。「ひどいわねえ」といっているけど、じゃあ自分がどうにかしてやるかというと、そんな気はないみたい。 猫がいようが犬がいようが、ハムスターがいようが、生後2ケ月ぐらいから一緒に飼えば、みな動物は種族を超えて仲良くなるのだ。 それだけじゃ、飼えない理由にならないのよ〜(T_T) なんとかしてやって〜

うちは1匹しか飼っちゃいけないところを3匹内緒で飼ってる規約違反状態。3匹引き取るのはさすがに無理。 これが1匹だったら3匹とも引き取れないことはなかったんだけど・・

だけど手の中にいる小さな命を見殺しにはとてもできない。 後のことは後のこと、とにかく守ってやらなきゃ、という本能に逆らえず、世の中の人情の薄さに溜息をつきつつ3匹を掌に乗せて家に向かった。 ボケちゃんと違い、ピカピカの子猫なので、まだ里親も見つかるかも知れないという希望がある。 まずは生き延びさせることだ。 

というわけで散歩は中止した。 早速、猫用の粉ミルクと哺乳瓶を買ってくる。だけど、どうしてもくわえてくれない。前に世話した子猫は目もあいていたし生後3週間ぐらいはたっていたのだろう。すぐにくわえてくれたのだが。
しかたなく、掌に何度もミルクを塗りつけて、偶然舐めてくれるのを待つばかり。

実際、赤ちゃん猫は排泄も自力で出来ないのである。 母猫から引き離されれば死を待つばかり。 1ケ月もたてば離乳するのでまだどうにかなるのだが。
母猫がお尻を舐めてやるとその刺激で排泄する、という仕組みなのである。従って、母猫の替わりに人間がお尻を濡れティッシュなどで優しく刺激してやる必要がある。

今晩からNagと交替で子猫の夜中の授乳に備えなくては。


■04/30 (Tue)

一晩明けて子猫たちを見ると、元気そうだ。 朝のミルクは、苦労の末、なんとか3匹とも飲ませることに成功。お腹がふくれると、動作が緩慢になってきて、くたっと寝てしまうのが可愛い。 目もあいていないから、触覚だけが頼りなのだろう。 ケージに敷いたムートンの感触が母猫のようなのか、一生懸命 その中に乳首を探す様子がいじらしい。

とにかく獣医に一度見せようということで、午前中に大窪動物病院に連れて行く。

まだ体重が80〜99gといった範囲。 もっと良い哺乳瓶をわけてもらう。

3時間ぐらいの間隔でミルクを飲ませる。 明後日からの予定の八ヶ岳「メルヘン」行きには、この子達も連れて行く以外なさそうだ。